古いギター、リペアショップで復活

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押入れに20年間眠っていたギター

40歳を過ぎて、私の人生も後半戦。やりかけた事とかやってみたかった事、そろそろ整理して縮小して、終わりに近づいていくのかな、なんて思っていました。子供も大きくなってきた今、新たな人間関係が広がることはそれほどありません。今の状態をなるべく維持し続けられたら、それでいい。ある意味、消化試合的な後半戦と言えるかもしれません。

ところがここ最近、どういうわけかロックバンドをすることに。そこで、学生時代に購入したエレキギターを押入れから引っ張り出してきました。オービル・バイ・ギブソンのレスポールです。もう弾くこともないと思って放ってあったのです。ネックも反ってるし、以前ポジションマークが剥がれて接着剤で貼り付けた形跡が残っています。中古楽器として売ることも考えましたが、大した額にもならないでしょう。

錆びた弦を取り替えて埃をふき取ってみました。…なんだか悪くない気がします。25年以上も前にこのギターを楽器屋さんで見つけた時のことを思い出しました。木目が綺麗で一目惚れしたのです。私のギターだ!と思ったのです。アンプにつなげてみました。音が鳴りました!接触も悪くなさそうです。とりあえず、このまま弾くことにしました。

しばらく弾いているうちに、フレットの減り具合やらハイポジションのチューニングの狂いが気になってきました。一度リペアショップに持って行こうかな。でもどこに持って行こう?いくらかかるのだろう?そもそもこんな中途半端なギター(ギブソンじゃないし)、直す意味あるのかな。

悩んだ挙句、知り合いがずっと利用しているというお店に行く事にしました。修理のことに詳しいベテランの人がいるのだとか。

ギターのリペアショップへ

ドキドキしてお店に行きました。小さいお店ですが楽器が所狭しと並べられ、リペアコーナーがあります。ベテランらしき店員さんがいました。「25年以上前に買って、ずっと押入れに入ってたんですけど、最近またやることになって…。」と、ギターをケースから出しました。ボロ過ぎて恥ずかしいな、と思いながら。するとお店のおじさんが、シールドでつないで音をチェックしたり、ツマミをまわしたり、ネックの状態を見たりしてくれました。「音は問題なく出てる。ネックがだいぶ反っているので、その調整とオクターブ調整をすれば良くなる。」と言ってくれました。フレットが減っていることも相談すると、それも成形してくれて、弦も取り替えて16000円でおさまるのだそう。もっとかかると思っていたのですごく安心しました。

数日後にギターを取りに行きました。「ネックが随分反っていて、ギリギリいっぱいまでロッドを回したが、これ以上は無理。でも年数経っているのでこれ以上反ることはなさそう。」とのこと。見せてもらうと、なんか新品に戻った感じ!フレットがすり減って平らになっていたのが、きれいに丸みを帯びていて、もう引っかかることもなさそうです。まさにビフォーアフター。お店でも少し弾きましたが、家に帰ってじっくり眺めました。オクターブ調整もしてもらったので、12フレット辺りでも音程が安定しています。勇気を出してお店に持って行って良かった。

レスポール復活!

四半世紀以上前に購入したこのギターが完全復活。人生の後半、消化試合なんて言ってられません。フレットがすり減るぐらい練習して、もし本当にすり減ってしまったら、またリペアに出せば良いのです。まだまだ使える!私のレスポール。やりかけた事、やってみたかった事、今からでも出来るかも。ロックバンドなんて、もうやることは無いと思ってました。40過ぎたオバチャンそして20年押入れに眠っていたギター。私のメンテナンスはさておき、とりあえずギターは復活。現状維持なんかじゃない!これから上手くなる!(という気持ちはあります。)

もし、古いギターの事でいろいろ悩んでいるのなら、思いきってリペアショップに持って行って相談してみましょう。きっと解決策が見つかるはずです。(新しいギターを購入する事も含めて。)ギターが復活すれば、自分も復活した気分。音楽を通じて新しい友達も出来そうです。ギターと一緒なら大丈夫です。

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