ミニオンズのボブを手作り

みんな大好きミニオンズ

ミニオンズ、子供だけでなく大人にも人気のあるキャラクターですよね。うちの息子は中学生ですが、ミニオンズが大好き。ミニオンズの映画を見たあとは「ミニオンズほしい」と言っていました(本物のミニオンズがほしいという意味なのかは不明)。何かと難しい年頃の子にも愛されるミニオンズ。特にボブが好きなのだそうです。

ある日、お店でボブのぬいぐるみを見つけたので「これほしい？」と聞くと、少し見つめた後、「ええわ」。3000円近くしたので「高い」と思ったのか、ただ単に気に入らなかったのか、そもそもぬいぐるみはいらないのか、わかりませんでした。

それからしばらくして、「ミニオンズを作ってみたい」と考えるようになりました。世界でひとつのマイミニオン。売っているぬいぐるみとは違います。でも、立体的な物を作ろうと思ったら「地球儀みたいにいくつかのパーツ」だとか「野球のボールみたいな型紙」だとかを縫い合わせて胴体を作り、そこからやっと顔とか手足作りです。手芸が得意でもないのに、気の遠くなるような作業。やっぱり無理か。と半ば諦めていた時、ある動画を発見したのです！

ミニオン作りの動画発見！

これ考えた人天才！

なんだこれは⁉︎まさにミニオンそのものです。なんとなんと靴下で作るのだそうです。なるほど、靴下を使えば胴体部分を無理なく作れそう。これ考えた人すごい！このYouTube 作者は、軽快な音楽にのって、いとも簡単に作っています。この動画のとおりに作れば私にもこんな可愛いボブが作れるのでは？早速近くスーパーに黄色と青の靴下とフェルトを買いに行きました。

ミニオンになりそうな靴下を探す。生まれて初めての体験です。百均で見つけた黄色い靴下はなんとなく薄すぎる感じ。もう少し探してみると、子供用の肌着売場のコーナーに黄色と青の靴下がセットになってしかも値引きされて売られてたのです。黄色と青！私のためにミニオンの手作りキットを用意してくれたのですか？フェルトと手芸用のりも用意。

本当に作れるのか⁉︎

先程のYouTube のウキウキした音楽を鼻歌で唄いながら、黄色い靴下にわたを詰めます。これは大事。丸こいミニオンの形状のために、結構ぎゅうぎゅうに詰めました。あとメガネと目。最初、ピンポン球ではなく、白いフェルトで目を作ろうと思っていたのですが(ピンポン球をカッターで切ってのりで貼り付ける工程が難しそうに思えた)、「やっぱりここはピンポン球かー」と思い、以前百均で買ってオモチャ箱に埋もれていたピンポン球を使用。意外に、目玉をつける工程はすんなりいきました。

次にボブのオーバーオール。これにより下半分は隠れるので、黄色の靴下の先っちょがごちゃごちゃでも大丈夫。ここまで来ると、ミニオンの土台が出来てきます。

次々に訪れる手芸の難関

あとは細かいパーツだけだー、と次の段階へ進んだのですが、ここからが結構難しくて時間がかかりました。YouTube の作者さんは、相変わらず軽快に制作していかれるのですが、こんなにサクサクできないのです…。ひとつ私の誤算は、オーバーオールの紐を、靴下の足首部分で少し分厚い生地を使ってしまったことでした。分厚くて、裏返せない！苦戦しながら、やっと裏返しました。やってみないとわからない事、ありますよね。靴下の親切設計が裏目に出たようです。

あと、腕を胴体につける作業が難しい。この作者さん、メガネの部分とかラフな感じで縫ってたけど、相当技術が高い方です。ミニオンらしさを出すために、わざとラフに縫ってたんですね…。

靴を縫う頃はもう私の手芸能力の限界に近づきつつありました。もう、ええか。いや、ここまで来たら最後まで頑張る。諦めの気持ちと戦い、縫い目がガタガタになりながらも、ついにポケットを付け終わりました。

最後、瞳を入れる作業は超重要です。魂を吹き込む作業です。失敗は許されません。水性ペンだとはじいてしまうので、油性ペンで。他のピンポン球で目玉の練習。

いよいよ、この時がやってきました！ボブの瞳を入れます。まず、動画の通り、鉛筆で下書きしました。瞳の微妙な位置で、全然表情が変わってしまうので、いろいろな角度から見て最適な場所に描きます。この時の私は職人の表情をしていたはず。下書きしたら色を塗ります。この瞳を入れる作業だけに1時間くらい費やしました。

おまけ。ついでにバナナも作りました。バナナを食べた後、じっくり皮を観察、計測。バナナってこういう形状をしていたのか。