ライブでギターを間違える
ライブの時にだけ突然出現する落とし穴
あれほど練習したのに、人前で演奏するとなぜか間違えてしまうことがあります。それも「こんな所で⁉︎」という箇所で。今まで間違えたことのないような所で、突然落とし穴にはまってしまうのです。
例えば、メジャーコードとマイナーコードを思いきり間違える。今まで無意識に弾いていた音が何だったのか突然わからなくなる(テスト前に、簡単な漢字が急にわからなくなるのに似ています)。考えれば考えるほど、正解から離れていってしまう感じがします。
曲の最初に間違えるのは、なかなかの恐怖。いきなり不協和音を奏でてしまいます。想像しただけでゾーッとします…。何が起こったのか分からなくなってしまうでしょう。「曲の頭での間違い」を回避するために、セットリストに最初の音やフレットの数字だけ書いておくこともあります。
ライブは加点方式で
もし間違えても、大惨事にならないためには、事前に『ライブが上手くいってホッとしている自分』を強くイメージするのが良さそうです。
イメージ:(美味しいビールを飲んでいます。)「なんとか切り抜けたねー」「ちょっと間違えたけど、素知らぬ顔しておいたわ」「喉渇いたから、もう一杯飲もうかな」
出来るだけリアルな状況を想像。そこから逆算していくと、多少演奏が失敗しても、笑ってごまかしたり、何食わぬ顔でスルーしたりして切り抜けたのでしょう。間違えたら間違えたで、他のところで頑張るというのも良いではないでしょうか。これを私は「ライブは加点方式」と呼んでいます。失敗による減点方式ではなく、良かった所(思い切って弾けたとか、リズムがバッチリ合ったとか)を加点していくのです。
そのためにはまず準備をする。十分な練習はもちろんですが、セットリストにコードを書くのも悪くない作戦です。
もし間違えてしまったら、軌道修正。素知らぬ顔で音を移動させるとか。ジャカジャカ弾いてごまかすとか。頭が真っ白になったら、いっそのこと弾かないとか。「失敗した!」という気持ちを引きずらず、他の部分で挽回しましょう。
思いきりのある音の方が面白い
失敗を恐れて中途半端な演奏をするより、間違えたら間違えたで被害を最小限にする努力をしつつ、思い切った演奏をする方が良い!
聴いている人からすれば、『完璧な演奏』よりも、『ちょっとコースアウトしそうだったけど何とか修正したような演奏』の方が面白いかも⁉︎