国語の語彙力アップ

言葉の引き出しで仲良く
言葉が増えると楽しい!

子育ての反省点 語彙不足

子育てしてきた中で、いろいろ反省点があるのですが、その中のひとつに、

自分自身の語彙が不足していた

ということがあります。子供に対しては「はよご飯食べて」「これいったい何?」「プリンありまーす」など、生きるのに必要最低限の短い言葉しか口にしてきませんでした。日頃、子供達と自分だけの生活。ああ、子供にもっと豊かな言葉で話しかければよかった。

自分の語彙の貧弱さは薄々感じていましたが、決定的だったのは、だいぶ後のこと。子供の国語の成績が異常に悪かったからです。塾の先生に相談すると、国語の成績が悪いのはズバリ「語彙不足」でした。子供が本を読まないというのもあります。でも元をたどれば、私自身が子供と話す際のボキャブラリー不足が問題でした。

語彙不足の理由

ボキャブラリー不足、ということを考えるといくつか理由があります。

その1:自分に余裕がなかった。子供が小さい頃は毎日ご飯たべさせて、遊ばせて、お風呂入れて、寝かしつける、それだけで精一杯。毎日その繰り返しと思っていたら、子供はいつのまにか大きくなっていた。

その2:子供をいつまでも幼児扱いしていた。子供が小さい時のイメージをいつまでも引きずって、年相応の対応をしなかった。

その3:自分自身が本を読まなかったし、子供にもそれほど読み聞かせをしていなかった。

語彙不足対策にやったこと

後悔先に立たず。もう幼児には戻れません。子供に語彙をつけさせるためにいろいろやりました。

  • 本を読ませてページ数に応じてお小遣いを渡した(国語の読解問題が苦手 参照)。
  • それ対策の本(例「パラパラめくって語彙を増やす!小学生必須 難語2000 マンガでクイズ」など)を買って読ませた。
  • ニュースやドラマなど、身の周りで出てきた言葉をその都度説明(大人にとっても難しい。でも、辞書のような完璧な説明より、苦しまぎれの説明になるぐらいの方が印象に残っていいかも)。
  • 自分が話すときに言葉を工夫(それはすぐに挫折)。

漢字は結構大事

言葉の意味がわからくても、もしそれが漢字なら、推測することが可能です。大人は無意識にやっていることですが、子供は意外にできていません。類義語や対義語、漢字の成り立ちなど、一見読解力に関係なさそうな国語の分野も、実は大切。子供が漢字の熟語の意味を聞いてきたら、漢字のだいたいの意味を教えてあげるとよいでしょう。学校の漢字ドリルにも書いてあると思います。

言葉が増えるのは楽しいこと

いろいろ対策はしましたが、「これが最も近道!」という方法はない気がします。だからと言って、どれも無駄なものはありません。要するに、毎日少しずつ地道にやるしかないのです。

勉強という枠の中だけの話ではなく、言葉が増えるのは本来楽しいことです。子供にとっては、あらゆる面で「強さ」を得ることです。引き出しに言葉があるおかげで、友達と仲良くできたり、場合によっては反論できたりします。

子供の語彙力が乏しくても、今から協力すれば大丈夫です。私も、「自分のせいでこうなった」と落ち込んだこともありますが、子供と一緒にもがいていたら、いつの間にか、国語も普通の成績になっていきました。その後成長するにしたがい、家庭の中よりも学校の世界の方が大きくなり、友達や先生の影響を受けて親など越えていきました。

親だって万能じゃないので、気づいた時に一生懸命サポートすれば、まあまあ何とかなる。反省点もありつつも、そんな風に考えています。

Minions Bob
つぶらな瞳で見つめるボブ

ボブを作った話→ミニオンズボブを手作り