オバチャン初心者、ボーカルに挑戦

 

声を出すのが苦手

皆さんは、日頃大きな声を出していますか?

私はほとんど大きな声を出すことはありません。たまに子供の野球の試合やなんかで「どんまい〜!」等と大声を出したりすると、その後咳き込みます。しかもそのたまに出す大声も、声がひっくり返っていたり不安定だったり、全くハリのない声。時々、お母さんの応援で、良い声が聞かれます。そういう方は、だいたい昔バレーボールをやっていたりします。(それに声をかけるタイミングも絶妙)。

これまでの人生で、自分の声を良くしたいとか、こんな風に声を出したいとかいうことはあまり考えませんでした。私は超がつく球技オンチ(バレーボールはまずサーブが入らない、ドッヂボールはずっとコートの角でビクビクしている、など)なのですが、声を出すということに関してもかなり苦手意識が強いです。「球技」も「人前で話す」も私の中では超苦手、ほとんど危険区域に入る位置付けです。

ボーカルに挑戦

そんな私ですが、今回「人前で歌う」ことになりました。歌う言っても、静まりかえった中で歌うのではありません。(そんな状況、学校の音楽の歌のテストしか考えられません…。かなりのトラウマ。)ミニライブの中で、バンドで歌うのです。ギターを弾きながら歌うので、それほど歌は目立ちません(多分)。声が多少変でもギターの音を大きくして誤魔化せば良いのです。

とは言うものの、インストバンドではないので、歌もひとつのパート。全体として考えた場合、下手でもいいからやっぱり歌が必要です。一度スタジオ練習したのですが、最初全然声が聞こえませんでした。喉も痛くてやっぱり咳込む。喉で声を出すからです。これはいけないと思い、「腹式呼吸」についてネットで調べてみました。

腹式呼吸をやってみる

それによると、お腹が動くのを確認しながら、声を出すのだとか。練習してみました。音程が合っているか、とかアイドルっぽい可愛い声をだそう(まあこの歳では出ないけど)とかいう事は考えず、とりあえずお腹から声を出してみました。イメージでは和田アキコさんになったつもりで。「わらって〜ゆるして〜!」呼吸はゆっくりと。「スーーーハーーー。」テーブルの向こうの端にあるティッシュの先がヒラヒラしました。

ギターを弾きながら歌ってみました。自分のキャラを変えてみる。いつもの自分の声の殻を破るのです。オバチャンにもできるかな。曲はヒッピーヒッピーシェイク(ジョージアサティライツ)。家族のいない時を見計らって歌ってみました。ライブの時、バンドの音にかき消されないような声をイメージして。YouTube で出てくる女の子たちのように、誰かお尻フリフリして踊ってくれないかなあ…。

我流なので、これで正しいのか分かりません。でもバンドの音に負けないためにはお腹から声を出すしかありません。音程外れても気にしません。音痴と言われてもいい!目指せ、野太いオバチャン声!この歳で「歌う」というチャンスを有り難く頂戴し、バンドとして成り立たせたいです。調子はずれの声で応援している私でもきっと出来る。きっとお尻フリフリして踊ってくれる。というわけで練習練習。ヒッピーヒッピーシェイ〜♪

kawasemi1