miniDVをデジタル保存
手つかずのminiDVカセット
押入れに眠っている思い出の品々。その中で最も大切、なのに手つかずのもの。それはminiDVカセットです。7〜8年前にデジタルビデオカメラに買い替えてからは、ますます遠ざかっていました。下手にさわると壊れそう。接続コードもどれがどれなのか・・・。でも、この際思いきって整理することにしました。
まず、ビデオカメラで再生してみました。すると、画面にブロック状の波波ができたり、所々音が出ないところも。再生しているうちに青い画面になってしまうこともありました。
もっと早くデジタル化すべきだった…(泣)
ビデオカメラが悪いのか、テープが劣化しているのか分かりません。が、説明書に「ビデオベッドが汚れるとノイズの多い再生画像になり」、「クリーニングカセットを使ってベッドをきれいに」して下さいとのこと。長年押し入れに放置したため、ヘッドにカビでもあるもかも。早速、ネットでクリーニングカセットを購入することにしました。
あともうひとつ、パソコンに取り込むにはビデオキャプチャというものが必要だとか。これも買うことにしました。これで思い出のminiDVがデジタル化していつでも見れるはず!
クリーニングカセットをしてみたが
届いたクリーニングカセットを使って、まず10秒クリーニング再生。取り出し、miniDVカセットを再生。ん?変わってない…?4回クリーニングしましたが、思ったほどは改善されていません。試しに他のカセットを入れてみました。きれいな画像ではないものの、一応映っています。ビデオのヘッドの汚れによるものではなく、カセット自体が汚れているのかも。試しに何本か見てみると、保存状態が良いものもありました。やはり、テープによる画像の質の差。とりあえず良さそうな物からデジタル化するしかないか。
ここでビデオキャプチャ登場。でもこのビデオキャプチャ、大丈夫なのかな?説明書が英語、一枚ペランとあるだけ。箱が簡易すぎるんですけど…。
同封のCDを使ってインストール。でもなかなかうまくいかず。悩んだ末、次のことに気づきました。
パソコンの管理者アカウントでダウンロード、インストールしていなかったからうまくいかなかった!
管理者アカウント以外でセッティングする方は要注意!そういえば、他の件でインストールできなかった時、同じ原因でした。学習できてないな、私・・・。
ビデオカメラの端子とビデオキャプチャをUSBに接続、取り込んでいきます。DVDに焼きました。ちなみにこの動画はmpeg。焼き終わった後、パソコンで再生しようとすると、受け付けてくれなかったのですが、デバイスマネージャーを設定しなおすと見れました。
もうひとつの選択肢 i LINK
ビデオカメラにはi LINKという端子があります。どうやら、最近のパソコンには i LINK がついてないのだとか。そこで、古いパソコンを引っ張り出して、取り込んでみました。古いVAIOです。このパソコンは8年ぐらいしまってあったのですが、動きました。あ~なつかしいな、このパソコン画面。あと10年もしたら、このパソコンも「昔のパソコン」として博物館に並ぶかも。しかし技術の進歩に感慨深げなのもつかの間。なんと取り込むのに1時間(これはテープの長さだから仕方ない)、ファイルを作成するのに3時間弱(!)、計4時間弱かかりました。一日仕事だな、これ。ずっと見ていないといけないわけじゃないですが、結構大変。ACアダプターがすごく熱くなるので心配。ファイルは外付けのHDDに入れていきました。
さて、HDDに入れた映像を今のパソコンで見てみました。ところどころ画像が乱れている部分もありますが、許容の範囲です。18年前長男が生まれた病院の場面では、今は亡き夫の母が孫を抱っこしている姿もありました。
壮大なminiDVデジタル化計画。一度手をつけたらもうやり切るしかありません。デジタル化すれば、なつかしい景色、なつかしい人、いつでも見れます。時間は過ぎ去るもので止めることはできません。でも、「この一瞬を残そう」と願った風景がよみがえります。過去は過去ですが、確かにこんな時間があったな、と思い出します。
まとめ
miniDVが押し入れに眠っているという方、なるべく早くデジタル化することをお勧めします。今までいくつかデジタル化してみての感想。
- i LINKのついたパソコンがあれば、i LINK 接続を使ってデジタル化が画像的にはきれいな気がします。
- ビデオキャプチャも思ったより断然きれいです。ただ、ビデオキャプチャを購入する際は、日本語の説明書がついている物の方が安心かも。
- どうしても再生に困難のあるテープは業者さんにお願いする予定。
私もまだデジタル化の途中ですが、皆さんも思い出がきれいによみがえるといいですね!