初めての胃カメラ

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鎮静剤いる?いらない?

人生初の胃カメラに行ってきました。40を過ぎた頃から時々、胃がもたれることがあったからです。バリウム検査は毎年受けていますが、バリウム検査ではわからないことも胃カメラではわかるそうなのです。例えばピロリ菌の検査もしてもらえます。

予め、病院に行き血液検査をしてもらい、胃カメラ検査の日時を予約しました。検査手順を書いた用紙には、希望すると鎮静剤をしてもらえるとのこと。

鎮静剤を使うと、ウトウトするのでいつの間にか終わるのだそうです。初心者だし、そっちの方が良いに決まっていますが、記憶がなくなるのはちょっとこわい。「記憶がなくなったまま、かえらぬ人になってしまわないだろうか」とか「気分が悪くなって吐いてしまわないだろうか」とか、当日まで散々悩みましたが、結局鎮静剤をすることにしました。

ドキドキ胃カメラ

胃カメラ当日。悲壮感たっぷりの40代女は注射をされ、ノドに痺れる薬を5回噴霧されました。「ツバは飲み込まずティッシュに出してください」と看護士さんに言われ、何がなんでも飲み込んではいけないと3枚重ねで口をおおいます。検査室に通され、ベッドの上に靴のまま寝転びます。オプションのエコーをしてもらってから、いよいよ胃カメラ。よだれカバーを左下に敷いてもらい、鎮静剤投入です!「すぐに効いてきます。」右腕の注射をチラ見。…もう意識はありません。

途中の記憶。ノドに異物がありオエオエとなって、目の前に真っ赤な映像(たぶん胃の中)。次はもうダランとしてイスに座っていました。なぜか左の肩が濡れていてタオルがはさんであります。よだれカバーだけでは対応できないほどよだれが出たのでしょうか。

「覚えていますか」と聞かれ、「いえ、あんまり覚えていません。」と言うと、「覚えてなくて良かった。苦しそうでしたから。」と看護士さん。普通の人並みに苦しそうだったのか、物凄く苦しそうだったのかわかりませんが、とにかく苦しそうだったそうです。鎮静剤やっておいてよかった。

結果は逆流性食道炎。ピロリ菌の結果はまだわかりませんが、たいしたことなくて良かったです。ストレスで胃に穴があいていたりとか、ただれていたりとか、想像していたので、逆流性食道炎だったら私の中ではA−ランクぐらいです。

胃カメラ。ちょっとした非日常でした。注射して記憶なくなって夢の中でオエオエして気がついたら肩が濡れている…。そして看護士さんの慈悲深い微笑み…。この検査、鎮静剤無しでやっている人は尊敬に値します。

今度胃カメラする時は、もちろん鎮静剤付きで!それとよだれカバー多めでお願いします!

kawasemi1

川蝉通信

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