日本の歌をボサノバアレンジ
ボサノバアレンジってオシャレ!
昔から知っている日本の歌を別の曲調にアレンジするのって面白そうですよね。曲の意外な魅力を再発見できたりします。
友人とブラジル音楽デュオを始めた頃のこと。日本語の曲がボサノバアレンジされた演奏を聴いて、私もやってみたいと思いました。日本の曲がオシャレに変身するのが新鮮だったのです。リズムとコードをアレンジするだけで、カフェでかかっている曲みたいになるのが素敵だと思いました。
誰でも知っている日本の曲。そこで思いついたのが水戸黄門のテーマ。ブラジル音楽にRezaという曲があるのですが、その曲に無理矢理くっつけようと企てました。有名なブラジルの曲と、昭和のお茶の間でおなじみの曲、違和感なくつながって、オシャレに変身するのでしょうか。
うろ覚えの水戸黄門のテーマを、ボサノバに強引にはめ込んでいきました。あーるいーてー、ゆーくんだー、の所はちょっと孤独や寂しさをまとって…などと妄想しながら。基本、単純なコードですが、一応水戸黄門ボサノババージョン完成。
なんちゃってボサノバアレンジのコツ
- 9thや13th、♭13th、などのテンションコードにする。
- 親指で弾くベース音はなるべくつながりを持たせる。
- ボサノバのリズムで弾く
- サウダーヂの雰囲気を醸し出す(想像でオッケー)
友人に、「こんなん作ってん」と披露。今度のオープンマイクで演奏しよ!と張り切る私。友人は内心どう思っていたかわかりませんが、とりあえず演奏することになりました。
人前で演奏しての反応
実際にオープンマイクで演奏しました。「水戸黄門〜Reza」。友人は低めの綺麗な声で、「じ〜んせい、らくありゃ苦〜もあ〜る〜さ〜」と歌います。ボサノバにのせると、水戸黄門までもがサウダーヂ。
水戸黄門のエンディングとRezaのイントロを無理矢理くっつける。私たちは、大真面目に演奏を終え、その時来てくれていた友人のところへ戻りました。友人は、「水戸黄門ともうひとつの曲は何の違和感なくつながっていた」「元々そういう曲かと思った」(だいぶ気をつかってくれてる⁉︎)と言ってくれました。
今回、ソロギターで水戸黄門のテーマを弾いてみました。