超初心者のギターレッスン
ボヘミアンラプソディー効果
先日、クイーンの映画「ボヘミアンラプソディー」を観に行ってきました。母親となんて出掛けたがらない中高生の子供達にも、「絶対見るべき!」と力説、無理矢理連れて行きました。
見た感想。10代でこの映画に出会えた子供達がうらやましい!
完全にノックアウトされました。頭の中で常時かかるのはクイーン。鼻歌もクイーン。口を開けば映画の話。子供達も同じです。というかこの映画観てクイーン大好きにならなかったら、私の育児は失敗です。
もうひとつ、うれしいことが。今まで私のギターに全く興味を示さなかった次男が、初めて「これどうやって弾くの」と聞いてきたのです!
初めてのギター
嬉しさ爆発の私は、とりあえずEのコードの押さえ方を教えました。初めての指の使い方に四苦八苦していましたが、一応和音が出ました。あと、Emも説明。「これは悲しい和音。さっきのEは楽しい和音。ほら、こっち悲しい〜、こっち楽し〜♫」コードとおばさん顔の表情で和音を表現します。
息子は学校の音楽には全く興味がありません。音楽会では常にたて笛かピアニカ。もちろん楽譜も読めません。一学期の音楽のテストは0点でした。でもせっかく興味を示したのだから、アレルギーをおこさないよう、分かりやすく説明しようと思いました。
「Eというのはミのこと。Cがドで、C-D-E-F-G-A-Bがドレミファソラシ。Eという和音は、ミの上にたってるおうちみたいなもんで、Eは楽しいおうち、Emは悲しいおうちみたいなもん。」「ふーん…。」
息子の理解を超えてきそうだったので、和音の説明はこれぐらいにと。とにかく一曲弾けるようになる事を体験させようと思いました。何事も成功体験が大切。「あ、これはどう?」とYouTube で出してきたのはT-REXのGet it on。コードとしては、E,A,Gが出てきます。でもコードじゃなくてベース音の一音だけ弾いてみるのです。
コード進行を紙切れに書きました。ドラムが入るところから。
それができたら、五度上を一緒に弾きます。「楽しいおうちでも悲しいおうちでもなく、とりあえず屋根だけあるおうち。」
最初はコードが変化しても気がつかず同じコードを弾き続けていましたが、だんだん変化がわかってきたみたいです。
まあ、すぐには出来なくても、練習してたら弾けるようになります。とにかくリズムを合わせるのが大事!リズムが合えばすごく楽しくなってきます。「あ、最後まで弾けたで!」
ギターの一歩は成長の一歩!
ギターを抱えている中学生というのは良いものです。自分の内面的世界に一歩踏み出したという感じ。私が中学生の頃、ギターを始めた同級生の大人びた表情を思い出します。息子のギターへの興味はいつまで続くかは分かりません。いつか一緒にセッションできるかも!なんていう私の妄想はさておき。クイーンの音楽、映画は子供の心に何かを与えてくれたようです。