ライブのステージングをカッコよく見せるには

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ライブパフォーマンスが上手な人ってうらやましいですよね。どうしたらあんな風に演奏できるのでしょうか。

エアギターに学ぶ

ところで、エアギターってご存知でしょうか?

音楽をかけながら、自分では実際には弾かずに、ギターを弾くパフォーマンスをすることです。世界大会なんかも開催されて、日本人も活躍しているようです。

パフォーマンスだけで、これだけ盛り上げられるのってすごいです。ギターは弾いていないのですから(そもそもギターを抱えていない)、ダンスの分野に入るのかもしれません。観客の人は、音そのものよりも身体の動きに惹きつけられているわけです。

YouTube で過去のパフォーマンスを見てみると、ちょっとしたストーリー仕立てだったり、なにか設定があるようです。雑巾がけをする女の子(シンデレラ的な?)が、ある時マジカルなギターを手に入れて、ロックギタリストに変身するとか。確かにこういう設定があると、面白いです。

棒立ちからの脱却

学生時代、軽音サークルに入っていたのですが、年に数回、発表会というのがありました。バンドの練習の成果を発表し、それを見て聴いて、お互いに批評しあうのです。その時に言われたことが、「突っ立って演奏している。何も面白くない。」というものでした。確かにその通りでした。演奏するのに必死過ぎて、ただ棒立ちになっていたのです。まるで腕だけ動く木彫りの人形です。

だけど面白くないと言われても…。一体どうすればよいのでしょう?申し訳程度に動くだけで精一杯…。

そうだ、エアギターを逆輸入しよう

そこから数十年…つい最近考えました。エアギターを逆輸入するというのはどうだろうか?ギターの国からエアギターの国に輸出したパフォーマンスを、今度はもう一度輸入する訳です。実際に弾かずに動きだけで成り立っている、エアギターを参考に、ギターを弾くのです。それは要するに、良さを再確認するという事です。ギターのパフォーマンスの面白さ。

まず出来そうなことから。例えば

  1. 弾いていない時はあえて余裕をかます。そしてまた始まると演奏に入り込む。
  2. 大げさなビブラートをかける。かけられる箇所はことごとくビブラート。
  3. ギュインッてやつを入れる。フレット上を左手が往復する動きで勢いをつける。

これぐらいだったら無理なく出来るかもしれません。少しずつハードルを上げていけば、少しは見ていて面白い動きになるのではないでしょうか。

ライブで一体どこをどう動いたらいいかわからない…とお悩みの方、エアギターを参考にしてみて下さい。学生時代、「突っ立って演奏している」と指摘されどうすればいいか悩んでいた私の夢枕に立って「エアギターを参考にしなさい」と言いたいぐらいです。(でもその頃はエアギターなんてものは存在しなかった⁉︎)

こんなエアギターいかが?

先程、ストーリー仕立てのエアギター・パフォーマンスについて書きましたが、こんな設定どうでしょう。お墓から蘇った幽霊が、凶器のギターを使って復讐するという設定。(ドゥームメタルのライブに行った 参照)能のお面とか使うのどうだろう?始めは悲しそうなお面。やっぱ呪い殺す場面は鬼のお面かな。ギターはもちろん血塗れフライングV(エアーです)。B級ホラーみたいで楽しい!想像はふくらみます。もしかして、エアギター、日本の伝統芸能になるかも!?

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