シンクロナイズド・ウォシュレット事件

high-tech toilet

ハイテクなウォシュレットにも失敗はありますよね

ある日の惨劇

先日、家のトイレの中から「ワーッ!」という叫び声が聞こえてきました。夫の声です。

私「何が起こったん!?」

夫「ウォシュレットの動きが悪かったので、手で引っ張りだしたら、突然水が吹き出してきた。慌てて手で抑えたけど、壁やドアに水がかかった…。」

見ると、私の身長の高さまで水の跡が残っていました。ゾンビ映画の血しぶきのごとく、ドアに飛び散るウォシュレットの水。ウォシュレットは、人が座っていないと水が出ないのだと思っていました。水しぶきを抑えようとした手を座っている人として感知し、噴出してしまったのでしょうか。

勝手に動き出すウォシュレット

夫は以前にも、ウォシュレットで事件にあったことがあります。家族で運動公園に遊びに行った時のことです。「トイレに行ってくる。」と言って、夫が公園内の建物の中にあるトイレに行き…しばらくして帰ってきました。

以下、夫の話をもとに音声を変えてのインタビュー風。

そもそもの始まりは?公園で、でしたよね。

「建物内のトイレに行きました。個室が2個あって、片方に入ったんです。もう片方のトイレには人が入っていました。」

そこに入らざる得なかった。

「用を足していると、突然ウォシュレットが作動しました。びっくりしましたね。僕は何もスイッチをさわっていないんですから。そりゃ、慌てて止めましたよ。誤作動なのかなって。」

驚きますよね。

「そしたら、またウォシュレットが動き出したんです。僕はまた止めました。だって僕はまだウォシュレットのタイミングじゃないんです。そしたらまた動き出しました。」

誤作動が過ぎますよね。94AE432D-93FD-4234-9D38-28BB39982F4E

「そして気がつきました。このウォシュレット、リモコンだったんです。隣のトイレと、リモコンのチャンネルがおそらく同じだったのでしょう。家の照明リモコンにもありましよね。チャンネルが同じだと、こちらの電気を消したいだけなのに、あっちの電気も消えたりする。それと同じです。」

なるほど。うちのリビングでも経験があります。

「隣の人がウォシュレットのノズルを出す。そして僕が引っ込める。これを繰り返したわけです。むこうのリモコンが両方を動かす。こちらが引っ込める。いわばウォシュレットがシンクロナイズしてたわけですね。」

…以上、インタビュー風、夫の話でした☆

テクノロジー オブ ウォシュレット

公園の管理をしている人は、ウォシュレットのリモコンの設定のことまで気がまわらなかったのでしょう。ここで疑問が残ります。片方のウォシュレットが作動すると、もう片方のウォシュレットも動きます。床が水びたしにならないのでしょうか。

やはり、そこに人が座っていないと動かないのだと思います。今回の場合、両方の個室に人が座っていたというのが珍しいケースだったのだと考えられます。それに、これは私の個人的な感覚ですが、公園のトイレでウォシュレットってあんまり使わない気がします。

ウォシュレット(TOTOの商品名が広まったそうです)は、日本が誇る技術です。トイレの壁に水しぶきが飛ぶことがあるかもしれません。ラッキーな人はシンクロナイズドウォシュレット体験だってできるかも。これも高度な技術の副産物⁉︎

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