カホン 足で叩いてみたけれど
足でカホン作戦
10年ほど前になりますが、ギターを弾きながらカホンを足で叩こうという暴挙に出た事があります。ブラジル音楽デュオをやっていたのですが、「伴奏楽器がギターだけだとさびしい。打楽器があればリズムがハッキリして、お互いに歌いやすく弾きやすくなる」と思ったからです。楽器屋で、カホンとドラムのペダルを購入し、これでドラムが入ったも同然!と張り切っていたのですが…。
カホンのそばにペダルを置いて、試しに叩いてみると、音がデカすぎました。これは近所迷惑になると思い、バチ?の部分に色々巻いてみたり、カホンの下に化粧パフを敷いたり。(化粧パフ…小さくて薄過ぎました。)
さて実際にギターを弾きながらカホンを叩いてみました。ボサノバのリズムの2拍目を叩きます。すると、ただでさえ大きな音なのですが、ギターを弾きながらだと、全く足のコントロールが出来ず、時々異様に大きな音になってしまうのです。足が気になって、ギターも弾けないのです。
練習に勝る王道無し
世の中には、器用な人がいます。複数の楽器を同時に演奏できる(歩くリズムでドラムを叩き、 ギターを弾きながらハーモニカもふいて、歌う)人もいます。でも、私には無理でした。どちらも中途半端になる、というレベルの話ではなく、完全に崩壊状態。
で、結局、「足でカホン作戦」は頓挫してしまいました。私の中では、カホンとドラムペダルは失敗した買い物トップ10に入りそうです。今は、部屋の片隅でテーブルになっているカホン。そして他に用途のないドラムペダル。
カホンは本来は手で叩くものなのです。それを足でやるなんて、そもそも横着者のする事でした。しかもギターを弾きながらなんてもってのほか。リズムがダメなのを、ギターでどうにかしようとせず、別のものを使って誤魔化そうとしたのです。
やっぱり、地道にギターの練習をしようと思いました。