ギター練習法 録音編

 

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録音して客観的に聴いてみる

自分は今必死で演奏してるけど、これ客観的に聴いたらどうなんだろう、と思うことありますよね。そういう時は録音してみるのがオススメです。スマホでも録音できますし、ICレコーダーでもいいです。私は、昔はカセットテープ→MD→ICレコーダーで録音してきました。

たったひとりで練習していても、録音するとなると少し緊張します。咳払いしたり、小声で独り言を言ったり、結構挙動不審です。十数年前、ボサノバ演奏の練習を私のアパートのキッチンで友人としていた時のこと。録音しながら練習しているところに、突然宅急便屋さんのピンポンが!ギクッとして慌てふためいている様子がありありと録音されていました。

録音したものを聴くと、愕然とします。「なんでこんな重たいリズムなんだ」とか「なんでこんな変な所にアクセントがあるんだ」とか気づく事満載。間違った時の動揺や思いっきり空振りしている様など、そのまま録音されていています。

微調整

気づいた事に注意して弾いてみたものをもう一度録音してみると、ずいぶん良くなると思います。ほんの微調整でも効果はあるのです。例えば『1拍目をしっかり弾く』とか、『音をきちんとのばす』とか。それまで気にしなかったこと、全く聴こえていなかったものが聴こえてきます。急に上手くなることは無理だけど、微調整なら出来そうですよね。

すぐに消さずに3日後に聴いてみよう

録音したものはすぐに消さず、少ししてから聴いてみると、また違ったことに気づきます。その時は、「なんやこれ最悪!」と思ったけど、ちょっと良い所に気づくことも。『ある箇所だけ気分良さげ』とか『演奏はまずいけどやっぱり名曲!』とか。もっとねかせて3年後に聴いたりすると、「あれ、これ何て曲?」と、曲自体忘れていることもあり新鮮です。

「自分が死ぬまでに、録音したものはキッチリ処分しないと」なんて気構えたりしますが、よく考えたらカセットテープやMDを再生する機械がそもそも家から無くなっているかもしれません。そんな心配より今日の練習!

kawasemi1

川蝉通信

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