スーパーのBGM
購買意欲が高まる曲
スーパーで買い物をしていると、購買意欲が高まるようなBGMがかかっています。ひと昔前は、鮮魚コーナーでは「さかな、さかな、さかな〜、魚を食べると〜♪」という曲が必ずかかっていました。お肉コーナーでは、『ヨーデル食べ放題』という曲、地元でイカナゴの季節には「イーカナ、イーカナ、イーカナ、ゴゴー♪」がかかったりします。
ドラッグストアではアレサ・フランクリンの『Think』がよくかかってて、よく考えもせず品物をカゴに入れてしまいます(ゼリーとか美白パックとか)。
買い物をしている時はミュージックon
音楽がかかっていると、人間は買い物をしたくなるのです。それも軽快な音楽が向いているようです。パンのコーナーでお洒落な音楽がかかっていると、カフェにでも来たような気分になり、「あ、今日はクロワッサン♡」となるのです。
脳内音楽が奏でられる時もあります。チーズチクワを見ると、必ず「チーチクチーチク♪」というリズムが刻まれ始めます。洗濯板みたいな楽器(ギロというみたい)ありますよね。そのリズムにのって、後ずさりしながらステップを踏みたくなるのです。
ハードロックもBGM
なんでもかんでもスーパーのBGMになります。ディープパープルの「紫の炎」もBGMにアレンジされてかかっていました(ソロの部分も再現されていました)。たとえハードロックのような本来激しい曲でも、スーパーのBGMになってしまいます。買い物をするオバチャンの購買意欲が高まりそうなら、なんでも飲み尽くすスーパーBGMの食欲旺盛さ。
切ない恋の歌も、不条理を嘆いた歌も、大都会の孤独の歌も、もうすでにスーパーのお惣菜売り場でかかってるのかもしれません。